9月21日 105歳私の証あるがままに行く 日野原重明

朝日新聞2017年9月16日Be9面:名医が分析した私のリーダーシップ 初夏の訪れとともに、待ちに待った本が自宅に届きました。書名は「日野原重明のリーダーシップ論」。アンドレ・バウマン先生と私が何回かにわたり行ったディスカッションから生まれた本です(冨山房インターナショナル刊)。右から開くと日本語の目次から本文へ、後ろから開くと英文の目次から英語の本文へと続きます。バウマン先生が私に見出したリーダーとしての要素を分析、考察した本、つまり私を素材としてまな板に載せて包丁を入れ、おいしい料理を作ってくれました。そんな本なのです。
たとえば、知識人は知識を他の人たちと分かち合う努力を。自分の能力を社会に還元し、他の人たちのために使おう。リーダーは自信をもちながら、自己中心的ではなく、周りの人たちを信用しながら、決して制約されることがあってはならないー。こういった私の言葉をバウマン先生が解釈しつつ、これからの時代に求められるリーダーシップ像を語っていきます。
さて、肝心のバウマン先生がどのような方かといえば、カナダのトロントの近く、ハミルトンにある州立のマクマスター大学健康科学部准副総裁で、プライマリーヘルスケアおよび保健人材に関するWHO協力センター長も務める名医です。彼女と私とは40年近いお付き合いで、十数年前、私が様々な分野にわたって活動している様子をみて、私つまり日野原重明独自の「リーダーシップ論」がある、と着想され、それを執筆したいという申し出がありました。以後、バウマン先生の来日と、私のカナダ訪問のたびに、ディスカッションを重ねてきました。ニューヨークのブロードウェーで、私が「葉っぱのフレディ」の舞台を立っている時にも、私のステージを見に駆けつけてくれました。
今回の著書では、バウマン先生の英文原稿は原不二子さんに訳して頂きました。同時通訳のパイオニアである原さんとのお付き合いも、母上の相馬雪香さんの主治医を務めた頃から数えれば、半世紀以上になります。バウマン先生が40年来、関心を向けて下さった私の人生から、何を発見し、どう評して下さったのか。ページをめくるたびに自分自身でも驚きと感慨があり思わず皆さんにお勧めしたくなったのでした。
◇5月半ばに日野原さんが口述筆記で残した原稿です。

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