5月30日 自分らしさで会社に貢献

朝日新聞5月30日27面:タカラトミー社長 ハロルド・ジョージ・メイさん(52)
ー日本の就職活動の印象は。
「個人の個性が見えません。エントリーシートはフォーマットで決まったことを書く。出身大学や成績以外に、何があるのかがはっきりつかめません」
ー米国との違いは。
「米国では、ピンポイントで学生が狙った会社に採用を申し込みます。今はネットですが、以前は手紙を出しました。決まったフォーマットはな

2016/ 5/30 10:02

2016/ 5/30 10:02

く、いかに自分の個性を伝えるかが勝負でした」
「手紙では、自分ならこれが会社に貢献できる。経験がなくても、こうゆう知識があるから、例えば法務やマーケティングをやらせてほしいと書くのです」
ー出席した面接での学生の印象は。
「学生には、僕がタカラトミーのことを何も知らないとして、どんな会社か説明してほしい、と言います。ここで働きたいなら、売り上げ、商品、海外拠点の場所ぐらいは調べているでしょう。しかし、答えられない学生が多い」
ーご自身はどんな就職活動をしましたか。
「米国では、自分の能力、知識、経験を生かしてどの地域、業界、会社で一番貢献できるかを考えなさい、と教え込まれます。私はオランダ人で、日本語ができ、インドネシアに住んだ経験もありました。国際的な考え方が、日本企業のグローバル化に貢献できると思いました」
ー日本コカ・コーラ副社長から、タカラトミーに来ました。経営の「プロ」ですね。
「若い時からリーダー気質で、いつか経営者になりたいと思っていました。業界を問わずに経営ができるのが『プロ経営者』です。大学でファイナンスを学び、営業、マーケティングと色々な経験をして知識、能力を高めてきました」
ーハイネケン・ジャパンに入ってから4回転職したそうですね。転職のメリット、デメリットは。
「転職のリスクは高いです。仕事を通した友人や人脈がリセットされますから。評価を再度作り上げる必要もあります。一方、得る物もたくさんあります。前職の成功例、失敗例を次に生かすことができます」
ー若手社員に普段から話している言葉があるそうですね。
「10ありますが、そのうち三つを紹介します。まず、『社会人になっても学びを忘れるな』です。時代の流れにあわせて、新しいスキル(技術)、知識を継続して身につけなければいけません」
「二つ目は『意見を言う』会議は単なる情報共有が目的ではない。ロボットでなく人間を雇っているのは、知識、経験から生み出されるアイデアに期待しているからです」
「三つ目は『ロジックを使いこなせ』です。感情でものを言っても意味がない。例えば、営業で『すごく良い商品ですよ』というよりも『試した88%の人が買います』と話す方が説得力ありますよね」
ー就活生へのメッセージは。
「先ほどの若手社員への言葉の結論は『とにかく楽しみながら仕事をして下さい』です。起きている時間の半分は仕事。いやいや仕事へ行っても自分にも会社にも良くない。楽しいと思える業界、会社を選んだ方がいいですよ」

朝日新聞ASAの伸光堂西部販売 森林文化協会

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