5月29日 志木のお富士さん

2016/ 5/29 12:46

2016/ 5/29 12:46

東京新聞5月29日26面:志木市本町の敷島神社境内にある富士山を模した人口の塚で「志木のお富士さん」の愛称で親しまれている県有形民俗文化財「田子山富士塚」の修復がほぼ完成した。老朽化や東日本大震災の影響で登山道や石碑などが崩れたため長年、立ち入り禁止になっていたが、かつての姿を取り戻した。7月2日に「山開き」が行われ、その吾一般公開される。
「小学生のころ、学校から帰ると親に『お富士さんに行ってくる』と言って、友達とここに登って遊んだものです。立ち入り禁止になって30年余り、ようやく元通りにできました」
近くに住む田子山富士保存会副会長の深瀬克(みのる)さん(71)は27日、感慨深げに田子山富士塚を見上げた。
富士塚は山岳信仰の一つで、本物の富士山に登れない人のために、神社の境内などに土を持って造った塚。登ると富士山登山と同じ御利益があるとされる。江戸時代以降に関東を中心に広まり、県内では木曽呂(きぞろ)の富士塚(川口市東内野)が国の重要有形民俗文化財に指定されている。
田子山富士塚は1872(明治5)年、地元の有力者の呼びかけで造られた。敷地面積九百九十平方メートル、高さ約九メートル、周囲の長さ約百二十五メートルと、「ほかの富士塚と比べて大きいのが特徴」と深瀬さん。「当時は陸上と水上の交通が交差する要所として栄え、進行のあつい人たちも多かったため、立派な塚ができたのでしょう」
ふもとの浅間下社(せんげん)に始まり山頂の祠や陰陽石まで、山腹のあちこちに約百五十もの石碑などが建てられ、登山道沿いには富士山から運んできた溶岩がちりばめられている。天気の良い日は山頂から富士山を望むことができる。
ただ、老朽化に伴って登山道などが崩れ、30年余り前から立ち入り禁止に。東日本震災で石碑など多数の建造物が倒壊、それに追い打ちをかけた。保存会で草刈りなどの手入れを続けていたものの、登山はできないままとなっていた。
そこで、地元のシンボルを復活させようと、保存会が修復費用の募金を呼び掛けたところ、市民から千七百万円以上が寄せられた。県や市の補助金も活用して補修に着手し、二年間でほぼ完了にこぎつけた。
年内には、塚の内部に掘られた長さ16メートル余りの横穴「御胎内」の修復を終える予定だ深瀬さんは「皆がお富士さんを愛してくれたおかげ」と感謝する。
山開きは7月2日午前10時から、式典に続き、歴史説明会などがあり、同11時30分から一般公開される。翌3日と、その後の「大安」「友引」の日の午前10時~午後3時に一般公開する。一般公開日はふもとで富士山グッズなどの販売もある。問い合わせは志木市商工会内の保存会事務局
電048.471.0049 (服部展和)
😮 志木のお富士さん、今日の紙面を読んで初めて知りました。近くを何度も通っていましたが、恥ずかしいかぎりです。

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