5月23日 就職する君へ【1】

朝日新聞5月23日26面:悩むなかれ努力するのみ ジャパネットたかた創業者 高田明さん(67)
ー1月まで25年間、番組で商品を売ってきていました。何を支えに続けてきたのですか。
「商売ですから、やらないといけないという使命感があります。ビジネスに真摯に向き合い、どう皆様に感動を伝えていくかを日々、考えてきました」
ーご自身はどんな学生でしたか。
「大学生だった20歳前後の時には、特別こうなりたい、というものはありませんでした。英語が好きで、それだけは真面目に勉強しました。最初に入った機械メーカーでは欧州に8ヵ月間在住していました」
ーその後、会社を退職し、家業のカメラ店を手伝い始めました。
「カメラ店ではプリント、カメラ販売、撮影と写真に関する仕事は色々と経験しました。その後、ラジオショッピングをやったら面白いと感じました。素晴らしい商品を広く伝えたいと考えて、テレビ通販、ネット通販と続きました。やり続けていると、次の課題を発見できます。売り上げ高1千億円超になったのは、情熱を持ち続けた結果なのです」
ーこれまでの経験から、若い人にどんな言葉を贈りますか。
「『若者よ悩むなかれ』ですね。先のことは誰も決められません。社長のころ、会社説明会に出席した時には、『まだ内定が決まっていなくても暗い顔しなくていいよ』と話していました」「他の人が多く内定を得ても、その全部の会社で働けるわけではない。内定の数に意味はない。そんな

2016/ 5/23 10:57

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ことより現状を受け入れて、できることを精いっぱいやろう。1社でいいからひたすら研究して、採用されるようになろう、と」
ー面接もしたそうですね。
「社長退任までの数年間は最終面接に出て、1人で50~60人の学生と話しました。5人ほどのグループと40分程度、出身校などの資料はもらわず、先入観を持たないように臨みました」
ー面接ではどんな点を重視しましたか。
「自らの言葉で発することができるかどうかです。自らの意思を持っていることは、しっかりとした生き方を持っていることにつながりますから」
ー社長として、入社してきた社員にどう接しましたか。
「非常に厳しかったです。叱るが9割、褒めるのが1割。世間で言われいるのと逆です。社員に関心があり、成長して欲しいと思うからこそ愛情を持って叱っていました」
ー熊本地震を受け、4月に番組に再登場し、その番組の売り上げの全額を被災地に寄付すると表明しました。
「何か支援ができないかと思っている人が全国に多くいます。商品をお買い上げ頂き、売上金を義援金として贈呈すれば、お客様の思いも一緒に被災者に伝えられるのではないかと思いました。現社長と社員の強い依頼で番組に出させて頂きました」
ー熊本地震の被災地の学生へのメッセージは。
「大変な時期かと思いますが、年齢を重ねていく中で、予測ができない事が起きるのが人生です。一日でも早い復興のためには、若い力が必要です。現実を受け止め、困難に立ち向かっていく強い気持ちで頑張られることを願っています」
<取材を終えて> 20年ほど前、私もリクルートスーツ姿で企業訪問をしていました。マスコミだけでなく、商社や金融にも関心がありました。当時の私と同じく「『悩むなかれ』と言われも…」と感じた学生もいるかもしれません。しかし、「先のことは誰も決められません」という高田さんの言葉は、今の私にはすごく響きます。しんどいときも多い就活ですが「若者」には自らを信じて進んで欲しいです。(高野真吾)

朝日新聞ASAの伸光堂西部販売 森林文化協会

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