5月19日 東武東上線が脱線

朝日新聞5月19日35面:板橋 乗客400人けがなし 18日午後0時12分ごろ、東京都板橋区の東武東上線の中板橋ー大山間で、成増発池袋行の上り普通電車(10両編成)が中板橋駅を出た直後に脱線し、駅から約400メートル先で急停止した。乗客400人にけがはなかった。国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官3人を派遣し、警視庁も原因を調べている。
東武鉄道や運安全委によると、現場は緩やかな右カーブで先頭から5両目が脱線。1両に左右四つずつある車輪のうち後方の四つが右側に最大10センチ外れた。
中板橋駅の約50メートル先のポイントの手前から、脱線によるレールなどの傷が約205メートル続いていた。運輸安全委の斉藤秀俊・主官調査官は「駅を出てすぐにレールに乗り上がり、ポイントではもう脱線し、そのまま走ったようだ。ポイント自体が(脱線の)原因ではないと考えてい

2016/ 5/19 11:27

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る」と話した。
列車は中板橋駅を出発直後、時速約30キロで走行中、社内の非常通報ボタンが押され運転士が非常用ブレーキで急停止させた。乗客は最後尾から線路に降り中板橋駅まで歩いた。同線は池袋-上板橋で運転を見合わせ、18日午後10時半時点で再開の見通しはたっていない。
脱線した車両は1989年製造で、3月7日の定期点検では異常はなかった。同型の車両198両の緊急点検を始めた。
工学院大学の曽根悟特任教授は(鉄道工学)は「車両の床下の機器が落ちて車両が乗り上げた可能性もある」と指摘。鉄道アナリストの川島令三さんは「(置き石などの)列車妨害なら先頭車両が、カーブが原因ならカーブの外側に脱線する。今回は5両目が内側に脱線しており、この二つは考えにくい」と話した。
鳴り響く警報イス使い脱出  脱線した電車に乗っていた男性(45)は「(中板橋)駅を出てすぐに普通とは違うガタガタした揺れ方を感じた」と話す。二つ目の踏切を過ぎた直後に「ドカン」という大きな音がし、急停止したという。車内は当時、空席もある程度の混み具合だったという。
後方から2両目に乗っていた大学生の女性(19)は「突然電車が止まり『脱線した』とアナウンスがあった。ひっくり返るんじゃないかと不安でいっぱいだった」。車内にいた20代男性によると脱線後、警報音が鳴り響き、乗客は最後尾の車両から、座席のイスを滑り台代わりにして脱出したという。「まさかこんなことが起きるなんて」と話していた。(撮影・越田省吾)

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