5月16日 社内結婚 応援します

東京新聞5月16日10面:「結婚祝いで会社から頂いた精米機は大活躍です。親戚からもらった米に使っています」
穀物用加工機などを製造する「サタケ」(広島県東広島)。ともに社員で夫の本村翔さん(32)と、妻の由美子さん(29)はほほ笑む、結婚から五年がたった昨年夏には、自社製品が買える商品券(三万円分)も受け取った。
同社が、社員同士で結婚した場合に応援する社内制度を設けたのは2010年4月。他社の男性と結婚した女性社員の退社が相次ぎ、佐竹利子社長が「まるでトンビに油揚げをさらわれるみたい」とこぼしたのがきっかけだった。
同社は他にも、子どもの社内保育室の利用料を5%引きにし、子が二人同時に利用したときに第二子の利用料が半額になる仕組みもつくった。制度ができてから社内結婚したのは十組おり、第一号が本村さん夫婦だ。
実は翔さんは以前、県外の別の会社で働いていた。結婚を機に、「遠距離生活は難しい」として退職を考えた由美子さんが上司に相談。引き留められたことで仕事を続けたいという気持ちが強まり、翔さんが同社に転職することになった。
二人は「休日も同じで、計画が立てやすいのも職場結婚のメリットだと思います」。大学院で農学を学んだ翔さんを採用した人事担当者は「さわられかかった油揚げが、トンビを捕まえるとは」と満足げだ。
一方、人材コンサルティング会社「ヒューマネージ」(東京都千代田区)は、社内結婚した夫婦には、通常の祝い金に十万円を上乗せしてくれる。「夫婦が社員同士なら、多忙時も理解して支え合ってもらえるのでは」と期待する。社内恋愛に消極的な若手社員の雰囲気を変えて、出会いを促したいというもくろみもある。
社員同士が二人以上の子どもを出産した場合、祝い金百万円贈る企業も。東京都渋谷区のPR会社「サニーサイドアップ」だ。
「一人前になるのに十年かかる」というPR業界。同社は、社員数約百五十人のうち女性が半数を占める。
「せっかく採用した社員が独り立ちする前に抜けられるのも痛いし、一人前になっても辞められるのつらい」(人事担当者)と、二年前に制度をつくった。通常の出産祝い金が一万~五万円なのに対し、破格の大判振る舞いだ。百万円をもらった社員はまだいないは、人事担当者は「吉報を心待ちにしています」。
とういえ恋愛はもちろん自由。各社とも応援制度をつくったからといって、社内結婚が増えたわけでもないという。
<人材の呼び水に>
家族の問題に詳しい評論家の樋口恵子さんの話 社内結婚を応援する制度は、「わが社は家庭と両立しながら活躍してほしいと考えている」とのメッセージになる。金銭面だけでなく、子育てしながら続けられるかなどの観点で就職先を選ぶ女学生も増え、人材の呼び水にもなりえる。個人的に社内結婚はおすすめ。
相手を見つけやすいうえ、職場での振る舞いを見れば人柄がおおむね分かる。とても合理的。どんどん推奨してほしい。
(諏訪慧)
😆 本文の「トンビに油揚げ」表現が楽しいですね、良い人を結婚で逃したくない、気持ちは分かります。

 

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