5月10日 「好きな時に見る」可能に

朝日新聞5月10日25面:ガラポン社長 保田歩(やすだあゆむ)さん 地上波放送を24時間すべて録画し、気になる番組を、いつでもどこでもスマートフォンやタブレット端末で楽しめるようにする。そんな全番組録画機「ガラポンTV」をつくっています。テレビの見方を「ガラガラポン」する。それが名前の由来です。
最大8チャンネル分をワンセグチューナーで丸ごと録画し、保存期間は最長で4ヵ月。これをネット経由で呼び出します。テレビ番組を動画サイトに無許可で投稿・視聴するのは著作権違反ですが、この全録機では外部視聴は同時に1台の端末だけ。自宅録画を自分だけでみるので問題ありません。
起業は6年前の春。ヤフーの新規事業で、ネット動画のコンテンツ作成を担当したのがきっかけでした。
痛感したのは、テレビ番組のように質が高く間口が広いコンテンツは一朝一夕にはつくれないこと。人気の芸人さんたちと短編動画集を制作しましたが、予算も限られ、テレビ番組と比べると著しく見劣りしました。一方、「テレビはつまらない」なんて声をよく耳にしますが、じっくりみると面白い番組が実に多い。どうしてか。
たとえば本にも、面白いもの、つまらないものがる。テレビも同じで、つまらないものは面白い番組に出会えていないだけでは。問題はネットとは対極の使い勝手の悪さだと気づきました。
もともとテレビは自分の時間を合わせて楽しむものでした。録画で時間はずらせても、みるのはリビング。「あの番組は面白かった」と後から聞いても、再放送を待つしかない。でも本も音楽も好きなときに読んだり聞いたりできる。それをテレビで実現する方法が全録機でのネット視聴でした。
勤めていたヤフーはメーカーではない。じゃあ自分でと独立しました。仲間と500万円で初号機をつくってコンテストで賞をとり、ベンチャーキャピタルの出資を得ました。そこからは七転八倒、思い描いた機能や仕組みを整えるのに3根に上かかりました。
専用サイトでは口コミや番組内の字幕データ検索など「発見・出会い」に力点を置き、利用者は1万4千人余り。デジタル技術に明るく、時間を有効活用したい30代、40代の男性が中心です。当面の目標の3合目ぐらい。もっと手軽に使えるようにして、裾野を広げるのが課題です。
テレビ局の脅威にならないか、ですか? その逆で「テレビの味方だ」と強調しています。これまで無関係だった時間や場所にテレビの時間を広げ、その面白さを再認識してもらうのですから。テレビ局にとっては、むしろプラスの効果が期待できると思います。(聞き手・田中郁也)
😮 アイディア一つで、新たなビジネスチャンスが開ける一つの例ですね。同じように新聞も「つまらない」「時間がない」など同じような理由からお客様から少し距離があるように感じます。実は新聞も複数の新聞を比較したら、かなり面白いのです。池上彰さんのななめ読みは、そのような比較があるので、私も読者の一人として読ませていただいています。

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