4月27日 恋をして強くなる

朝日新聞4月27日20面:「愛」のチカラ 今月6日、卓球女子の福原愛は自身のブログに、こうつづった。
「台湾人の卓球選手 江宏傑さんとは良いお付き合いをさせていただいております」同じ27歳の2人。昨年、腰を痛めて全日本選手権を欠場した福原を江が励ましたのがきっかけで、交際がはじまった。17日まで香港で開催されたリオ五輪アジア予選には2人とも出場し、そろって外出する場面もあった。
リオ五輪の団体で金メダル、シングルスでも表彰台に上がることが福原の最大の目標だ。交際を公表し、加熱するメディアの報道に対して「より頑張らなければいけない」とだけ語る。
愛はどれほど、協議に影響をもたらすのか。「力になる」と言い切るのは日本男子レスリング界のエース高谷惣亮(そうすけ)(27)。2011年、拓大の3学年下の後輩だった彼女と付き合い始めてから最初の全日本選手権男子フリースタイル74キロ級で初優勝。その勢いでロンドン五輪代表の座をつかみ取った。以来、全日本選手権で5連覇するなど国内にライバルはいない。今年3月、金メダルを狙うリオ五輪の代表に順当に内定した。
「僕は彼女のことを、勝利の女神と呼んでいます」 その割に、試合を見守ってくれる女神に高谷は素っ気ない。試合会場では会話すらほとんどしない。「僕が大会中に彼女といちゃつくのを、後輩たちは見たくないと思うから」。高谷が追い求めるエースの理想像を、彼女は司会してくれているという。
試合がない時も、月曜日から土曜日までレスリングに集中する。彼女からの無料通信アプリ「LINE」のメッセージを読んだだけで返事をしない「既読スルー」も珍しくない。一方、土曜日の練習後、そして日曜日は彼女との時間を大切にする。
彼女と付き合う前は、週末もレスリングのことを考えていた。「オフがなかった。彼女がオンとオフを切り替えてくれる」と感謝する。
愛を力に変えなさい、と言う指導者もいる。 09年12月、新体操の日本代表「フェアリージャパン」の団体コーチに就任したロシア人のインナ・ビストロワ氏は選手たちにこう話した。「恋をしなさい」 ビストロワ氏のロシア語を訳して伝える横地愛コーチは「選手たちは衝撃を受けたと思います。日本のスポーツ界はどちらかというと『恋愛はダメ』というイメージなので」と話す。
新体操は、表現力が得点に影響を与える競技。恋愛は楽しいことばかりではない。思いが通じない苦しみ、別れのつらさ…。日本オリンピック委員会の吉岡紀子専任コーチングディレクターは「実体験があれば、感情表現も豊かになる」と説明する。
新体操が盛んな欧州では昔から恋愛にオープンだった。吉岡氏は、日本代表コーチを務めた10年ほど前にイタリアで見た光景が忘れられない。
観客席で、天使の輪と羽をつけた3人のイタリア人男性がイタリアチームの演技に合わせて踊り、声援を送っていた。試合後、選手3人が観客席に行き、人目をはばかることなく彼らとハグをした。「選手の彼氏たちだったんです。すてきだなあと思った」
フェアリージャパンも恋愛は自由だ。「恋愛が原因でパフォーマンスが落ちて代表から外れても自己責任」という理由で指導者は口出ししない。吉岡氏は「私たちがごちゃごちゃ言うより、彼の一言でパフォーマンスが上がるなら、むしろ歓迎」とさえ言う。
ただし、フェアリージャパンの選手たちは日本とロシアを行き来する合宿生活を送る。主将の杉本早裕吏(さゆり)(20)は「恋愛をする機会がないです。私たちの恋バナの題材はドラマや恋愛小説」と苦笑いした。(金島淑華・前田大輔)
😀 福原選手を初めてテレビで見たのは3歳くらいだったのでしょうか、自分の子供の成長と共に見てきたようで競技だけでなく、素敵な恋愛もしているお話し、ほほえましく読める記事でした。

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