4月22日 ある日突然 家の中で骨折【5】

朝日新聞4月22日33面:骨折といえば、スキーでの転倒や交通事故など野外で起きるイメージが強い。しかし、高齢者の場合、室内にいるときに骨を折るケースが実は多い。 日本整形外科学会では、高齢者に多いももの付け根の骨(大腿骨近位部)の骨折の発生場所や原因について全国調査をしている。
全国約1800ヵ所の病院などから集めた2014年の男女約9万2千の症例でみると、女性が約7万1千例を占めた。 全体の70.1%は室内で発生した。65歳以上75歳未満では61.1%だったが、75歳以上では79.9%に上がる。90歳以上では88.6%と高齢になるほど室内で骨折する比率が高くなる。98年からの約100万例の調査データを分析すると、室内で骨折する割合は、年々高くなっているという。
14年の症例を原因別でみると、「立った高さからの転倒」が80%。これは歩行中のつまずき、ふらつきや立ち上がろうとしての転倒などを想定しており、べっとからの落下も含む。「転落・交通事故」が6%、「階段・段差の踏み外し」が4%、「寝ていて・体をひねって」が1%となっている。 連載で紹介した埼玉県の元看護師の女性(75)の場合、自宅で階段を2段落ちて左足を折った。
伊奈病院(埼玉県伊奈町)の石橋英明整形外科部長によると、高齢者は骨粗鬆症などで骨がもろくなっている場合が多く、軽く転んだだけで折れる「脆弱性骨折」が非常に増えている。石橋さんは「骨の強さは検査をしてみないとわからないため、見た目は若々しく元気な70代の方でも本人が思っている以上に骨が弱くなっていることがある」と話す。
骨を強くし、骨折を予防するには運動、栄養、薬の三つに対策がある。適度な運動で骨に刺激を与え、小魚、乳製品、きくらげなどカルシウムやビタミンDを多く含む食品を増やす。また、高齢者はタンパク質が不足しがちなので、肉、魚、大豆などを食べるよう心かけることも大切だ。
骨粗鬆症などで骨密度が下がっている患者向けには、骨が分解されるのを防いだり、骨がつくられるのを促したりする様々な薬が出ている。
(鍛冶信太郎)
😥 食べて運動する…セオリーでしょうが、腰痛や足がだるいのに、健康のために体を動かす? しかし、体調が万全になるまで待っていると余計に動くことに抵抗感が増してきますから、まず動いてから考える ”ウム”

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