27日 我が家の猫のフシギ ピェール瀧

朝日新聞2017年6月24日夕刊4面:今、我が家では猫を3匹飼っています。黒毛のコンブ(♂)、キジトラのブイヨン(♀)、茶毛のコロッケ(♂)という布陣なのですが、猫を飼っていると時々不思議なことが起こります。
最近気づいたのは、メスのブイヨンのヒゲだけが、なぜか、常に短くなっている不思議。他の2匹は常にちゃんと5~6センチと長いのに、ブイヨンだけはなぜかいつも短く2~3センチに刈り込まれています。ちゃんと顔の両サイドとも。我が家の猫たちは24時間完全に家猫ですし、ヒゲをハサミで切ったりするような習慣はありません。なのに、なぜかブイヨンだけいつもヒゲが短いのです。どうやって?
自分で舐めてて嚙み切っちゃうとか? それとも他の2匹がヒゲだけ噛んでんの? まさか台所の包丁に自分で頬ずりして!? 怖っ!
いろいろと原因を考えて探ってみましたが、この不思議はいまだに解決していません。まあでも、メス猫のブイヨンだけが”こっそりヒゲを手入れしている”と考えれば、なんか女子っぽくて許せる感じなので今のところそのままにしてあります。
あと、我が家は今空前のちぐらブームです。段ボール素材で出来た猫ちぐらの主の座を巡って、コンブとコロッケがせめぎ合いを展開しています。いつも間にかちゃっかり占拠していることが多い若い軽業師のコロッケに対して、なかなか入れない年長のコンブが、向かいのダイニングの椅子上からちぐら内でくつろぐコロッケをずっとにらみつけるという心理戦を仕掛け、結局耐えかねてコロッケが譲ったりして超笑えます。
しかし、この猫ちぐら、実はリビングに設置してからすでに1年半以上経っており、その間はほぼ入る猫もなく完全に爪研ぎとしての役割しか果たしていませんでした。段ボール素材なので。そこがここに来て急に本来の役目でブームに! なぜ急に目覚めたのか? 猫たち。
一度見たときなんかは、ちぐら内でくつろうで眠るコロッケがおり、さらにそのちぐらの屋根(ドーム状)にプルプルしながらコンブが強引に横たわり、涼しい顔を装って「勝った!」といった顔をしていたので、「それは違わね?」とは思いましたが、「猫の世界もいろいろあるんだな」としばらくつきってあげました。
(ミュージシャン・俳優)

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