25日 三浦大輔

日刊スポーツ2017年2月24日2面:リラックス&一体感・・・「常設」のメリット 侍ジャパン常設化のメリットを感じた滑り出しだった。WBC本番前の強化合宿だが、雰囲気にガチガチ感はなし。リラックスした程よい緊張感の中で、選手たちが練習に取り組んでいた。投内連係、シートノック、サインプレーでも大きなミスはなく、トップ選手が集まっているという点を差し引いても、チームとしてのまとまりがあった。
代表チームという、どうしても急造感が出てしまうものだが、今回は小久保監督の下で約3年間、戦ってきたメンバーが軸。顔ぶれが大きく変わらないことで結束力が強まると同時に、監督の考え方も浸透しているだろう。そして、選手各自がプライドを持って調整を進めてきたからそこ、自然と一体感が生まれていたのではないだろうか。
自分が初めて出場した国際大会は、04年のアテネ五輪。日の丸の重さをズシリと感じた。予選リーグ初戦のイタリア戦。抑えればコールド勝ちの7回から登板したが、緊張度はすごかった。投げ終わった後、頭が痛くなったことを鮮明に覚えている。オールプロで臨み、全勝優勝が求められた舞台。結果は銅メダルで悔しさと申し訳なさでいっぱいだったが、日本代表として一致団結して戦った経験は、大きな糧になった。
この日のフリー打撃では、打撃投手が慣れないWBC球を必死に制球していた。今後への課題でもあるが、裏方さんのその姿勢からは、選手だけでなく”チーム侍”一丸で戦おうという意思が見えた。まとまりあるスムーズな好発進から徐々にアクセルを踏み、世界一奪還というゴールを走り抜けてほしい。(日刊スポーツ評論家)

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