11月23日 ボランティアと被災地回るバス

東京新聞2019年11月17日24面:「お互いさま」の思い乗せて 「困ったときはお互いさま」。そんな思いを台風被害に遭った東日本各地に届けようと、ボランティアを乗せて被災地を回る日帰りバスのプロジェクトが進められている。企画したのは阪神淡路大震災を経験した人たちでつくる「被災地NPO協働センター」(神戸市)。ボランティアを企画するグループにセンターが運行費を支援する仕組みだ。(佐藤直子) 今回は台風被害の東日本各地へ 「今度の台風15号、19号では被害に遭っていない”未災地”も、次の災害では支援を受ける側になるかもしれない。バスは被災地から被災地への、お互いさまのリレーなんです」。センター顧問の村井雅清さん(69)はプロジェクトをこう解説する。「おたがいさまバス」は2016年の熊本地震のときに発案された活動だ。バスの運行を企画する人にボランティアを募ってもらい、センターが集めた寄付を元手に、バス1台につき10万円をめどに運行費を補助する。昨年の西日本豪雨では兵庫や鳥取などから約20台が運行し、500人近くのボランティアが利用した。これまでは主に被災地周辺からの日帰り運行を基本にしてきたが、今回は被災地が広範囲に及ぶため「バスの発着地にはこばわらないで支援したい」という。」とにかく、被害の大きさに比べて各地のボランティアが足りない。全国社会福祉協会(東京)が被災した14都県のボランティアセンター(VC)を通じて集計した参加数は延べ13万人余。村井さんは「とくに交通不便な東北や北関東の内陸部などは深刻です」と語る。冬が近いのに家に流れ込んだ泥をかき出せず、片づけもすすまない。村井さんの元には「人手が足りない」と悲鳴のような相談が各地から相次いでいる。村井さんも1995年の阪神淡路大震災で被災している。地震からおよそ2ヵ月で、全国から100万人ものボランティアが駆けつけてくれたことへの感謝が、国内外の被災地を支援する今日の活動につながった。センターではバスの運行や被災地支援のやり方などもアドバイスする。ボランティア希望者が大勢いる場合はバスをチャーターすることになるが、9人以下でも大型タクシーを貸し切て運行する方法もある。「被災地に慣れていない人はボランティアに行かない方がいいとかいろいろな意見があって、今は活動のハードルが上がっているようにも感じる」と村井さんは言う。「でも、過去の災害で支援を受けたお返しとしてボランティアに行きたいと考える人もいるでしょう。極端に言えば、ボランティアは黙って被災者のそばにいるだけでもいい。それで被災者はほっとされるから。バスを走らせてもいいと思う人は、ぜひ連絡をください」センターでは運行費のカンパの募っている。寄付先は郵便振替で、口座番号01180-6-68556、加入者名=被災地NGO協働センター。通信欄に「おたがいさま」と明記する。

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