患者を生きる 読者編【4】

朝日新聞2月26日30面:《診断を受ける前年から痛み》 2014年2月に「多発性骨髄腫」と診断されました。娘が嫁いで一人暮らしになり、これからは仕事をしながら旅行や趣味も楽しもうと計画していた時でした。 整形外科の医院でX線検査を受けたところ、骨盤や大腿骨の広い範囲に黒く映るものが見つかり、「すぐに総合病院を受診してください」と言われました。 結局、骨折の危険があるため車いすでの生活になりました。びっくりして涙も出ませんでした。 化学療法や放射線治療のおかげで、現在は安定しています。ただ、まだ痛みには悩まされ続けています。医師には「今後も歩けることはない」と言われています。 実は、診断を受ける前年から、足の付け根などがキリキリと痛んでいました。痛みを我慢せずに早く詳しい検査を受けていたら、杖をついて歩けたかもしれず、悲しく情けない心境です。 連載に登場した男性のように、多発性骨髄種になっても普通の生活を続けられる人が一方で、私のような状態の人もいることを知って欲しくてペンをとりました。(大阪府 河合節子 71歳)
治りにくい骨折には注意を》 昨年81歳の母を多発性骨髄種で亡くました。 父の介護中につまずき、整形外科を受診したところ、胸椎圧迫骨折とのことでした。装具をつけて固定していたにもかかわらず、1か月後再び胸椎を骨折。いたもの取れない状態が1年2か月も続きました。体重が落ち、体もだるそうで、何かがおかしいと感じ始めた頃、祝日に転倒してしまい総合病院の緊急外来を受診しました。その検査の過程で多発性骨髄種が末期の状態で見つかり、わずか1か月で旅立ちました。 骨が溶けて痛みの伴う血液にがんがあることを知っていたら、早い時期に母の痛みを緩和し、穏やかに生きる道を選択できたのではないかと思っています。なかなか治らない骨折があったら、血液内科を受診してみることをお勧めしたいと思います。(宮城県 菊地真弓 54歳)

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