ニュースの職人 鳥越 俊太郎(75)

朝日新聞2月15日夕刊5面:なぜ名刺の肩書は、ジャーナリストではなく、「ニュースの職人」なのですか。 記者のときはね、「新聞記者」と言えばどうゆう仕事か誰でも分かった時代だから、肩書に迷いがなかった。でもテレビに出て「キャスター」と呼ばれるようになると、借り物の服を着ているような気持ちになりました。講演先で肩書を相談され、僕が「キャスター」を嫌うと、相手は必ず「ジャーナリスト」を持ち出してくるんですよ。 40代で1年間、米国の新聞社で働いた経験から言わせてもらうと、米国では権力者が国民の税金を正しく使っているか、しっかり監視する人をジャーナリストと呼ぶんです。日本では、権力の監視をしない人までジャーナリストと言う。本当の意味が理解されていないんですよ。そんな、あいまいな肩書は使いたくないです。日本は「下町ロケット」の世界のように、一途な「職人」が支えてきた国だという思いがあります。これまで半世紀にわたって現場を第一に仕事をしてきました。世界で蓄積した情報と知識で、皆さんにわかりやすくニュースを届ける職人、僕は、そうありたいと思っています。
2005年から、がん治療を続けつつ積極的な言論活動はやめない。都知事選擁立の動きもあったというが「断りました。僕は生涯アウトサイダー。インサイダーになってはいけない」
全10回 とりごえ しゅんたろう 1940年生まれ。京大文学部卒。毎日新聞記者、サンデー毎日編集長を経て、テレビ朝日系列「ザ・スクープ」キャスターなど歴任。

朝日新聞ASAの伸光堂西部販売 森林文化協会

ご予約・お問い合わせはお気軽に

Tel0120-740-276

〒352-0011 埼玉県新座市野火止8-14-29

ページトップへ戻る