がん遺伝性【5】

朝日新聞1月30日30面:国内では毎年約7万人が新たに乳がんと診断される。乳がんでは約5%~10%が生まれつきの遺伝子変異による「遺伝性」とみられている。病的な変異があると乳がんや卵巣がんのリスクが高くなる主な遺伝子が「BRCA1]と「BRCA2」だ異変があれば未発症も含めて「遺伝性乳がん・卵巣がん(HBOC)」と呼ばれる。遺伝子変異が親から子へ伝わる確率は、性別にかかわらず50%。変異のある人がすべて、がんになるわけではない。A1に変異を持つ女性は70歳までに約60%が乳がんを約40%が卵巣がんを発症するという推計もある。男性は前立腺がんやまれに乳がんになる場合がある。遺伝子変異が見つかると、検診や予防的切除などが選択肢になる。乳がんは、こまめな検診で早期発見できる可能性がある。一方、卵巣がんは検診で見つかりにくい。慶応大産婦人科の青木大輔教授は「卵巣がんは進行した状態で発見されることが多く、死亡率も高い」と指摘する。国内では遺伝カウンセリングや遺伝子検査、予防的切除は公的医療保険の適用外で、患者の経済的負担は大きい。遺伝子変異のある人のがんに有効とされる抗がん剤の報告もあり、青木さんは「遺伝子検査は治療法の選択に生かせる可能性もある」と語る。データ取集も遅れている。変異のある人に発症した乳がんや卵巣がんの特徴などを解明するため、厚生労働省研究班が患者の登録事業を進めている。

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