9月18日 便利な通販 買う前に ・・ 

朝日新聞2018年9月12日27面:シニア世代にもトラブル念入りに確認を 返品・交換の条件は? 実は敵購入かも? お店に行かず買い物ができる通信販売。シニア層にも便利ですが、思わぬ買い間違いやトラブルもあります。どんなことに気をつけるべきでしょうか。業界団体の日本通信販売協会(JADMA)によると、相談窓口「通販110番」に寄せられる苦情の多くが「契約・解約」「返品・交換」に関するもの。最も気をつけるべきなのが、契約から一定期間内なら無条件で解約できるクーリングオフ制度が、通販には適用されないことだ。クーリングオフは、不意打ち的な訪問販売や複雑な契約から消費者を守る制度で、じっ0くり考える時間があるはずの通販での買い物は対象外。このため商品に傷などの不備がある場合を除き、「サイズや色がイメージと違った」「似たものを持っていた」などと買い手の都合で返品・交換を希望しても、法律上は業者に応じる義務はない。買う前に、しっかり検討することが大前提だ。
ただ、「未開封品に限り可」など、一定の条件で自主的に返品・交換に応じている業者もある。条件は業者ごとに異なるが、業者はこうした返品の可否や条件に関する情報を表示する義務があるので、あらかじめ利用規約やガイドなどで確認する。表示されていない場合は、商品が届いてから8日以内なら、買い手が返送料を負担すれば返品できる。返品・交換に備えて、商品を不用意に開封・使用するのは避ける。最近は1回の注文で何度も商品が届く「定期購入」に関する相談も多い。「高齢者の母親が、健康食品を注文した。1カ月後にも同じ物が届き、確認すると定期購入だった」といった相談が典型で、「お試し価格」で1回だけ買ったつもりが定期購入だったということも。トラブルの増加を受け、昨年末からは、代金総額や定期購入である旨をわかりやすく表示することが業者に義務づけられた。買う側も、よく確認したい。このほか「認知症の家族が、知らないうちに高額な物を買っていた例も多い」(JADMAの八代修一・消費者相談室長)。実家に行った際は、玄関に未開封の段ボールが積まれていないか▽食卓に同じブランドの健康食品が複数ないか▽請求書がたまっていないかーなどにも注意が必要だ。
ネットの場合 電話は通じる? 後払いOK? 通販には、紙(新聞・雑誌・カタログ)▽テレビ・ラジオ▽インターネットーの大きく三つの形態がある。それぞれの特徴に応じた注意点もある。紙の場合、商品の詳細や契約条件が手もとに残るが、テレビは表示がすぐに消えてしまう。注文する際は、大切な情報や気になる点をメモにまとめてから電話をかける。たとえば掃除機なら「軽そう」とイメージだけで判断せずに、「自分は80歳だが、商品は何㌔ぐらいですか」などと具体的に聞いてみる。特に注意したいのが、ネット通販だ。昨年、全国の消費生活センターなどに寄せられた相談は、ネット通販(課金制サイトなどを含む)に関するものが26%と最も多く、初めて店舗購入を上回った。急増しているのが、返品条件を書いたページに「糸のほつれなどがあっても当社基準では不良品と認めないのでご了承ください」などと表示があり、実際に不備のある商品が届くトラブル。買う側は、すべての規約に目を通したい。
お金をだまし取る「詐欺サイト」もある。記者は今夏、高く買うのをためらっていた家具が少しでも安く売っていないかネットで探すため、商品名の後に「激安」と入れて検索。大手通販サイトにみえるページで定価の1万円引きのものがあり、購入ボタンを押しかけたが、よく見ると商品説明の日本語に違和感がある。電話番号はなく、「前払いのみ」という点も不安になり、注文をやめた。八代さんによると、これらは全て詐欺サイトの特徴に当てはまる。業者の住所が実際の地図で見当たらない場合もあり、「ネットの場合こそ、業者が本当に存在するか電話で確かめ、信頼できる業者かどうか商品について質問をしてみて」と八代さん。「不安な場合、電話が通じるか、後払いでOKか、この2点に着目してほしい」(西村綾華)

朝日新聞ASAの伸光堂西部販売 森林文化協会

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