5月27日 未来ノート カヌー 羽根田卓也

朝日新聞2018年5月20日16面:さんまさん憧れ Tシャツの脱ぎ方もまねた 「さんまさんは、なんで歯の磨き方も格好いいんだろうって兄貴と話してて、おれたちもやってみようって。Tシャツの脱ぎ方もまねしてみました」 羽根田卓也(30)が憧れていたカヌー選手がいる。三馬正敏(さんままさとし)さん(40)。愛知県豊田市の矢作川でカヌーの練習をしていた父の若い仲間だ。一人暮らしで、練習後によく自宅へご飯を食べにきていた。
羽根田は小学5年生のころに種目を変えた。パドルの両側でこぐカヤックから片側のカナディアンに。三馬さんは当時、カナディアンの日本一で、後に2008年北京五輪のペア代表となる選手。父は息子の指導を頼んだ。週末の川で同じメニューの練習をした。羽根田は「三馬さんをみて、あの動きがいいな、あのターンが速かったなと、学んだ。子供だから、なにがすごいのか分からない。でも、理屈で分からなくても、まねしようとした」。三馬さんが故郷の徳島県に帰るまで約1年間続いた。三馬さんは、羽根田が高校2年生の夏に徳島へ合宿に来た時を思い出す。フリースタイルというカヌーに初めて乗せたら、最初は戸惑いながら1日で技を習得した。「卓也君はまねしてみて、いいパフォーマンスの本質を理解し、自分のものにできる選手なんだと思う。スロバキアへ行けば、だれでもうまくなるわけではない」 高校を卒業して武者修行したスロバキアで、羽根田は言葉も同じ方法でおぼえたという。「まねの連続。音でおぼえて、その場面が来たら、言葉を使ってみるという感じで。1年くらいで伝わるようになった」 高校時代、読んで気に入った本の文体に似せて恋愛小説を書き、校内で評判になったことがある。「憧れの人とか、尊敬する人とか、まねしたくなるのはスポーツに限らず自然なこと。まねするのって、僕が昔からやってきたメソッド(方法)の一つです。 (松本行弘)

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