4月19日 女性ゼロ議会 挑む

朝日新聞2019年4月15日夕刊1面:後半戦スタート市長選3割無投票 統一地方選の後半戦のうち、86市長選と294市議選、東京の特別区の11区長選と20区議選が14日告示された。津市長選や高町市長選など27市長選と、福井県敦賀市議選など11の市議選が無投票で当選が決まった。市長選の無投票の割合は31.4%。前回の30.3%をわずかに上回り、3割という高い割合が続いている。
堅調所在地では、2市町選が無投票となった。津市長選では、現職の前葉泰幸氏(57)3撰し、2回連続の無投票となった。高松市長選では、現職の大西秀人(59)が4選した。無投票当選は3回目となった。北海道伊達市長選は、いずれも5回連続の無投票だった。
市議選が無投票になったのは、北海道歌志内市(定数8)▽山形県寒河江市(同16)▽茨城県結城市(同18)▽新潟県小千谷市(同16)▽福井県敦賀市(同24)▽愛知県みよし市(同20)▽長久手市(同18)▽佐賀県多久市(同15)▽大分県津久見市(同14)▽宮崎県小林市(同19)▽鹿児島県枕崎市(同14)。計182人の当選が決まった。歌志内市は3回連続、多久市と津久見市も2回連続の無投票。多久市は今回定数を16から15に減らしていた。一方、女性候補者の割合は増えた。市議選に立候補した計8063人のうち、女性は1394人(17.3%)で、前回の1260人(15.0%)を上回った。区議選も計1078人中、286人(26.5%)で、前回の273人(24.1%)より増えた。
いずれも、21日に投開票(東京都内の一部は翌日開票)される。
鹿児島・垂水 1958年の市制施行から女性市議が一度も誕生したことがない鹿児島県垂水市でも市議選(定数14)が告示され、女性2人を含む計17人が立候補した。新顔の女性候補の出発式には、約30人の支援者らが集まった。女性議員が過去にいなかったという市は全国でも極めて珍しいとされ、応援に駆けつけた県内の女性地方議員は「当選したならば、日本中の全ての市に女性市議が誕生したことがあるという、記念すべき日になる」と強調した。この候補は市の課題として病気の子どもへの支援などを挙げ、「垂水のために働きたい」と表明した。出発式に駆けつけた自営業の女性(55)は「議員は『上の人』というイメージだった。同じ女性だから身近に感じて話しやすい」。もう一人の新顔の女性候補も14日朝、出陣式を開き、「ぜひこの地に女性議員を。市政の場へ押し上げてください」とあいさつ。陣営の「婦人部代表」という女性は応援演説で、「(垂水で)女性が選挙に出るのは大変なことで、批判もあると思う。しかし女性だからできる行政もたくさんある」と激励した。市議選にはかつて4人の女性候補が1度ずつ立ったが、いずれも落選した。女性2人の立候補は初めて。ある現職候補は、その影響を「やってみないとわからない」と言いつつ、選挙カーから「今回、私にとって大変厳しい選挙です」と訴えた。一方、別の現職陣営の幹部を務める男性は「親族で票を固めているから、女性票が動くことはない」と余裕。「女性候補が出たことで、華々しい選挙になりそうだね」 この陣営の選挙事務所の炊事場にいた70代の女性は「女性議員が1人2人いた方がいい」と話す。それでも、「同級生や親族で応援している人がいると(女性に)票は入れない。仕方ないね」と苦笑いした。(野崎智也、小野大輔)

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