2月8日 ネットカフェ難民

東京新聞2018年1月29日夕刊1面:都内1日4000人 7割超は不安定労働 推計 住居が無くインターネットカフェなどに泊る「ネットカフェ難民」が東京都内で1日当たり約4千人に上るとみられることが29日、都が初めて実施した実態調査で分かった。そのうち7割超の約3千人が派遣労働者など不安定な働き方をしていると推定された。
都は2016年11月~17年1月、都内の24時間営業のネットカフェや漫画喫茶など全502店を対象に、店側と利用者のアンケートを実施。222店から回答があった。オールナイトの利用者946人に理由を尋ねたところ「旅行・出張中の宿泊」が37.1%と最多で、「住居が無く、寝泊まりをするため」の25.8%が続いた。他は「遊び・仕事で遅くなった」13.1%、「家に帰りたくなき事情がある」5.9%7など。都は回答した店の平均宿泊者数などから、平日に泊る人は都内で1万5300人と推計し、うち住居の無い人は約4千人と算出した。
住居の無い客を年代別にみると、30代(38.5%)と50代(27.9%)が目立った。労働形態は、パート・アルバイト38.1%、派遣労働者33.2%、契約社員4.5%で、不安定な働き方をしている人が7割を超えていた。都はさらに、住居が無い客ら363人に聞き取り調査を実施。店舗の他に、路上でも寝泊まりする人は48.3%いた。1カ月の収入は11万~15万円が46.8%と最多で、収入がない人は10.7%に上った。
都の担当者は「今の30代はリーマン・ショック後の派遣切りや雇い止めの影響が大きいと推定される。50代が多いのは、仕事を辞めると再就職が困難だからではないか」としている。

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