2月7日 未来ノート 奥原希望

朝日新聞2018年1月28日19面:目標は常に書く「そのために」何をすべきか 「喜びは苦しみの向こうにある」「小さな努力を繰り返せ!」。長野県大町市の奥原希望(22)の実家にはスポーツ選手や著名人の名言がいくつも壁に貼ってある。「親がちくちく言っても聞かないときはある。悩んだときにふと、目に入ってくれたら」と父の圭永さん(59)が貼り始めた。その近くには、手書きの「新年の抱負」がずらりと並ぶ。
奥原が小学生のころ、「爪をかまない」などの約束事を「(私は)言われていない」ともめることがあった。「忘れないように」と圭永さんは壁に貼るようになり、抱負も貼り出すようになった。年賀状にも毎年、新たな抱負を書く。奥原がバドミントンの目標を書いたのは小学3年。「全国大会ベスト8」と書いた。その年の全国大会は予選リーグで全敗しており、圭永さんは驚いた。「だいたいみんな『ゆる~い』目標を立てるけど、希望は違う。自分でハードルを上げる」。結果は全国3位。以来、目標を達成できなかったのは、けがをした高校3年時などを除けばほとんどない。
毎年、目標を達成する秘訣はなにか。奥原は「ただ目標を書くだけじゃない。『そのために』何をすべきかをいつも考えさせられた」という。高校の時は、目標の脇に「そのために〇〇する」とも書き込んだ。「そのために、を考えるから、日頃やるべきことがパッと思いつく」。年末には1年の感想も書く。
掲げる目標には変化も生まれている。2016年には「リオ五輪でメダル獲得」と書き、銅メダル。17年はあえて結果を書かず「視野を広く とことん追究!」とした。「次は東京五輪となったときに、結果を求めすぎてあせったり、空回りしたりするのが嫌で。人として大きくなって、また競技に向き合いたいと思った」。18年の目標はなにか。昨年末に聞くと「やっぱり『けがをしない』かな。まあ、ゆっくり考えます。(照屋健)

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