13日 100分で海外旅行

東京新聞2017年8月11日24面:池袋に施設VRでNY,パリ散歩 海外旅行を室内で疑似体験できる施設が、東京・池袋にオープンし、話題を集めている。空港出発から帰国までの行程は約100分。手軽さや映像技術を駆使したリアルさが受けており、女性を中心に連日予約が埋まるほどの盛況ぶりだ。
「この飛行機はフィウミトーノ(ローマ)空港行です」。機内を再現した部屋でファーストクラス席のベルトを締めると、客室乗務員のアナウンスが流れた。エンジン音が高鳴り、座席横のモニターに、滑走路脇の光景が後方へどんどん流れる。間もなくすると青空が広がり、東京の街並みが見えた。
東京・池袋のビルにある「FIRSTAIRLES」。ここでは昨年末の開業以来、最新の仮想現実(VR)技術を使ったツアーを1日数回実施している。
選べる旅はニューヨーク、パリ、ローマ、ハワイの4カ所。座席でVRゴーグルを装着し、トレビの泉などの観光地を散歩する。街中の音が流れ、ゴーグル内では360度の風景が広がり、あたかも自分がその場所に訪れたかのよう。座席で味わうスープやメイン、デザートまでのコースの機内食も人気の理由の一つだ。
東京都三鷹市からツアーに参加した会社員中浜優衣さん(24)は「食事がリッチ、座った感触も違い、これがセレブだと思った」と満足した様子だった。
定員は1回12人。”搭乗予約”が必要で、料金はファーストクラス席が5980円、ビジネスクラス席は49180円で、ともに行き先をイメージした料理の食事が付く。
施設の代表阿部宏晃さん(33)は「忙しい人や、体力的な問題で海外に行けない人にも、気軽にぜいたくな旅を体験してほしい」と話した。

朝日新聞ASAの伸光堂西部販売 森林文化協会

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