1月23日 私の東京物語 安藤優子6

東京新聞2018年1月15日32面:ホテルスタッフへの憧れ ホテルウーマンになりたかったので、今でもホテルで時間を過ごすことが大好きだ。とりわけ好きな場所は、ロビーとアーケード街。ロビーはそのホテルならではの雰囲気が凝縮されているところなので、個性的なお花の活け込みや、ときどきの季節の飾りつけを見ているだけで楽しい。アーケード街にはたいがい厳選されたお店が並んでいるので、独特の品ぞろえがこれまた楽しい。
人と待ち合わせをするときには、だから好んでホテルのロビーを指定する。時間に余裕があればぷらぷらとアーケード街のお店を見ることもできるし、ラウンジでお茶を飲むこともできる。しかもホテルという場所柄なのか、一人で居てもあまり好奇の目にされされることがないのがありがたい。
ここ40年近く毎日生放送をしていると、とにかく一人のんびりとごはんを食べたくなる。朝も昼も場合によっては夜もあくせく慌てているので、人並みのごはんを食べたくなるのだ。そういうときは皇居の前のパレスホテルに朝食兼早ランチに行く。もちろん一人で。快活なスタッフ、焼きたてのパン、たっぷりの野菜と果物。煎れたてのコーヒー。私のお気に入りは実はカレー。小さなボウルにシュリンプカレーとごはん。ああ、ホテルっていいなあと感じ入る瞬間。非日常の贅沢を満喫して現実に戻っていく。そんな空間を創り出すホテルスタッフ、やっぱり憧れだ。(ニュースキャスター)

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